薬局スタッフブログ

秋も深まり 朝晩冷え込みが厳しくなってきましたね。
ちょうど今頃 音楽会シーズンではないでしょうか
我が家の長男も先週末に音楽会があり、家族で行ってきました
子供達の純粋無垢な歌声って 心にスーッと響き渡り癒されますね
下級生の元気いっぱいの歌声や 上級生の素敵なハーモニーに
惹きこまれながら聴き入っていました
色々な楽器を使った合奏も 一生懸命な姿と迫力ある演奏に
とても感動し心から癒されました

音楽ってほんと素敵だなぁ・・ってしみじみ感じました


そう『音の持つ癒しの力』 ってすごいんです


古代ローマでは、音楽を「心の薬」として治療に使っていたようです
大きな縦笛のような楽器を患者の胸に押し当て、その上で楽器を演奏する
ことで直接心に音を届けていたんですね

音楽療法とは、楽器を演奏したり、歌ったり、それから演奏を鑑賞することで
癒し効果をもたらし、心や体の問題を改善させる方法です。
これだけでは 病気を治す直接的な治療効果はありませんが
生活の質を向上させ、幸せな気持ちにさせてくれることで、辛い症状を
軽減させることができるようです。

認知症患者さんにも 音楽は良い刺激となり、これをきっかけに
QOL(生活の質)やADL(日常生活動作)が改善することも多いのです。
特に 青春の頃に流行した曲を用いるとインパクトが強いことも分かって
きています

音楽療法は 老人ホームや病院施設などでも実践されているほか
自閉症や失語症、うつ病の治療・緩和にも取り入れられています。
このように、癒しの音楽には、人間の心身に大きな影響を与えるパワーが
あるのです

具体的には
筋肉の緊張を和らげ、身体の強ばりをほぐす
「自然の鎮痛剤」とも呼ばれる脳内のエンドルフィンを増やして
気分を高揚させたり、痛みを和らげる
「1/fゆらぎ」とよばれる微妙なゆらぎ
などにより、心身の疲労回復につなげています

「1/fゆらぎ」は小川のせせらぎやそよ風、人の身体のリズムなどにも含まれ
ている微妙なゆらぎで、聴く人を心地よくさせてくれる効果があります

モーツァルトの音楽にも このゆらぎが含まれていて、心身をリラックスさせて
頭脳の働きを高める力もあることから、癒しだけではなく、集中力を高めたり
創造力を働かす右脳を活発にする効果も期待されています


何かと多忙な今の時代、日々溜まっていく仕事の疲れやストレスなど
ある方も多いと思います
趣味や運動など、癒し方は様々ありますが
音楽に耳を傾けるのも簡単でいい方法だと思いますよ
クラッシックもいいですが、あまり気構えずに、まずは自分の好きな音楽を
聴いてくつろいだり楽しんでみましょう

リラックスできる音楽が最高の癒しの音楽です

ちなみに我が家は いつもは寝る直前までTVをつけていましたが
子どもたちが早く眠くなってくれるように
子守唄やオルゴールのCDをかけてみたら
親子共々いつもより穏やかな気持ちで休めた気がします

癒しの音楽に合わせて 癒しの香りのアロマを焚くと
リラックス効果も倍増しますよ
リフレッシュしたいときはさっぱり系のアロマもおススメです



つつじ薬局には たくさんのアロマグッズがあります
みなさんの癒しのおともに 是非 試してみてくださいね


薬剤師 ごんどう