薬局スタッフブログ

暑くなってきましたね。
やっと梅雨らしくなってきましたが、ちょっと動くとベタベタする感じ、不快指数が上がってきました

そろそろエアコンの出番かなあと思い、先日エアコンを掃除しました。
といっても、前面のフィルターを外し掃除機をかけて本体の周りを軽く拭いただけなんですけどね
そして吹き出し口から中の様子をチェックきれいです
実は我が家のリビングにあるエアコン、一昨年に業者さんにクリーニングしてもらったんですが、それからはきれいな状態を保っています

その秘訣…実は静かに頑張っているかわいい見張り番がいるんです

この、かびんぼです




エアコンをつけた時の不快な臭い、皆さんも経験ありますよね
その主な原因はアスペルギルスというカビです。
なんだか怖そうな名前ですね
エアコンで冷房や除湿をすると、内部に入りこんだホコリと結露した水分がカビにとってはとても良い環境になって増えてしまうんです

それにカビの害は臭いだけではないんですよ
カビがアレルゲンになり、喘息やちくのう症の原因になるんです。
また、カビの胞子が肺の中に入り込んで夏型過敏性肺炎を引き起こすことがあるそうです。
この病気、ゆっくり進行するために見逃され、風邪や喘息と診断されて治療が遅れてしまうこともあるそうなので怖いですね
快適に過ごすためにエアコンをつけてカビをまき散らし、病気になるなんて…

さて、かびんぼの詳しい紹介です

中を開けると錠剤がセットできるようになっています。
この錠剤に含まれる二酸化塩素が、カビやバクテリアの発生を防ぐ効果があるんです
広い範囲に効果があるわけではないんですが、我が家ではこのようにエアコンの吸気口近くの天井に吊るしているので、エアコンから出る空気全体を除菌できているんですよ




2週間に一度、中の錠剤を交換するだけで夏中カビの発生をふせぐことができます
それに可愛いでしょう
初めて吊るした時には、家族が全員帰宅するなり「何これ～」と笑ってましたよ
癒やされています

エアコンのカビについてもう少し…
かびんぼ以外にもカビを増やさない工夫があります

・エアコンフィルターや吹き出し口のルーバー(風向き調整のはね)をこまめに掃除する
・冷房を切った後に2時間程度「送風」運転する
・運転開始10分は窓を開ける
・こまめに換気する

少し気をつけることで、もっとカビを減らすことができそうですね

エアコンを上手に使って夏を快適に過ごしたいですね


薬剤師 あかつか