薬局スタッフブログ

暑いです・・・・。
雨も降るし、じめじめするし・・・。


外は暑いけど、部屋はひんやりで体をこわしてしまいそうです。
体が何となくだるい、食欲もない、何もやる気がしない・・・。
こんな症状ありませんか?・・・・
これは夏バテです。
体の中の「気」が足りないと症状が現れます。
・・・うん?「気」って何だ?何を言っているんだ? 急に・・・・・

漢方では「気」は、目には見えないけど物質で、消耗したり補充したりできるものと考えられます。
そうです、今回も漢方のお話です。・・・・

どうやって夏バテを解消するのか? 足りない分は補いましょう!!・・・
漢方薬には、気を補う薬(方剤)があります。
補気剤といいます。そのままです。・・・

清暑益気湯(セイショエッキトウ)という薬があります。
暑さを清め、気を益するといった意味です。
暑くて、元気がないのに効きそうでしょ・・・。
加古川東では夏はトップ10に入るぐらい出てます。

清暑益気湯には、何が入っているかというと、人参(ニンジン)、白朮(ビャクジュツ)、麦門冬(バクモンドウ)、当帰(トウキ)、黄耆(オウギ)、五味子(ゴミシ)、陳皮(チンピ)、甘草(カンゾウ)、黄柏(オウバク)の9種類です。


人参が入ってますので、体を元気にしてくれます。
黄柏は体の熱を取り除いてくれます。
麦門冬と五味子は水分を補ってくれます

何となくしんどいな、夏バテかなというときには効果があります。
お薬なので服用する方により個人差はありますが・・・・
弱点は先ほど黄耆、黄柏が入っていると書きました。
頭に黄のつく生薬は苦いのです。
みなさん、薬局でもらった漢方がとても苦いと思ったら、調べてみてください。
黄のつく生薬は入っていますよ・・・ きっと・・。

補気剤は他にもいろいろありますが、またの機会に・・・・。

薬剤師 加藤