薬局スタッフブログ

暑さ寒さも彼岸まで。
暑さも峠を越え、涼しくなってきましたね。


暑さで寝苦しい日々が終わり、皆さんは夜、ぐっすり快眠できてますか?
布団に入ると、脚に不快感があって、動かしたい衝動で睡眠を邪魔されていることはないですか?



実は自分、夜更かしする事が多々ありまして・・・
「さぁ寝るぞ!」と布団に入ると、
脚～腰にかけて不快感を感じる事があるんです。


その時は、ストレッチしたり、腰を叩いたり、お風呂に入って
他の事を考えると、「あら不思議!?」
その不快感が落ち着いてくるんです!!


「睡眠不足や、不規則な生活をしてるから仕方ないのかな～」
って思っていました。




でも、このような症状に心当たりがある方、結構いるんじゃないですか?


実はこれ、レストレスレッグス症候群っていう病気かもしれません
(ロレツがまわらず、かみそうな病名ですね。)

一般的に「むずむず脚症候群」 とも呼ばれております(←水虫とはまた違います)



専門的な面から言うと・・・
(少し長くなりますが、気になる方は読んでくださいね。)
脚に触っていないと耐えられないような不快感を感じる
不快感の症状は、個人差がありますが
「ミミズが這うような感じ」や「ピンでなぞられるような感じ」の不快感が発症します。

さらにこれらの不快症状が夕方から夜間に現れることで不快感で眠れなくなり、
睡眠障害を併発させるケースが多いんです。

この症状が進行すると、睡眠障害をはじめ日常生活に大きな影響を及ぼす恐れがあります。

これらの症状は、通常、
横になっている時や座っている時などの安静時に悪化し、
動いている時には一時的に緩和されます。


原因ははっきりとはわかっていませんが有力なのは、
脳の中で神経同士の連絡役を担っている「ドパミン」という物質がうまく働かなくなっている説です。

また、ドパミンをからだの中で作用する時に必要な「鉄分」が不足すると
症状がでやすく、貧血、妊娠、透析(慢性腎不全)、糖尿病、リウマチなどの
病気をもつ人に多く現れると言われています。
他にも生活が不規則だったり、喫煙や飲酒やカフェイン摂取が多い場合も
起こる事があるそうです。



Σ(￣□￣;) あ・・・
変なスイッチが入り色々と書いてしまいました。



この病気で悩んでいる人は結構多いそうです。

調べてみると・・・
なんと、
患者数は200万人にものぼるそうです
40歳以上の中高年で女性の発症が比較的多いそうです
不眠症患者の10人に1人がむずむず脚症候群であるといわれているそうなんです!


でもこれは、病院で治療できる病気かもしれません。
つらい症状が現れる場合は、適切な治療によって症状を抑える事が出来ます。


「もしかして?」と感じたら、医師に相談しましょう
どこの病院に行けば良いか分からない場合は、かかりつけの医師に相談すると
適切な病院を紹介して頂けると思います。


少しでも、快適な生活を遅れるよう、つつじ薬局も応援しています。



薬剤師 さとう