季節の楽しみ
毎年この季節の楽しみがあります
もうすぐ収穫できる八朔です
子供の頃から好きで、今の家に引っ越してから植えました
最初の数年はうまくできませんでしたが、最近は毎年たくさんの実をつけてくれます
最近は新しい柑橘類がたくさんあり、それぞれ美味しく食べやすいものが多いですね
八朔は果皮が硬く、指では剥けないので包丁を使う必要があります
内袋も食べられないので剥くのに手間がかかります
また独特の苦味があり、デコポンや伊予柑などの食べやすい物より人気は低いかもしれませんが、あの苦味が好きなんです
がんばって時間をかけて全て剥いたら…
ツヤツヤプリプリの実が出てきます
収穫後はしばらく冷暗所で追熟させると酸味が落ち着いてさらに食べやすくなるそうです
味わうにはまだしばらく日にちがかかりそうです
柑橘類で薬との飲み合わせでよく言われるのがグレープフルーツです
病院や薬局で薬をもらう時に、グレープフルーツなどの柑橘類を食べますか?と尋ねられたことはないですか
服用後吸収されて効果を発揮し、役目を終えた薬は、主に肝臓にある酵素のはたらきによって、排出されやすい性質へと変えられます
その代謝酵素のはたらきを弱めてしまい、体内のお薬の血中濃度を上げてしまうのが、柑橘類に含まれるフラノクマリン類という物質です
それを多く含む代表がグレープフルーツです
八朔にも入っています
影響を受ける薬は、てんかん、高血圧、高脂血症、アレルギー、ヘルペス、リウマチ、偏頭痛などの治療薬、抗がん剤などたくさんあります
たくさんの方が服用される高血圧の薬の中の、カルシウム拮抗剤と言われるグループの薬では、フラノクマリン類でどれくらい影響を受けるかのデータがあります
ノルバスク(成分名アムロジピン)やヘルベッサー(成分名ジルチアゼム)という薬ではほとんど影響を受けないか、受けてもわずかなので、少しくらいであれば柑橘類を食べても血圧の変動は小さそうです
逆にバイミカード(成分名ニソルジピン)やカルブロック(成分名アゼルニジピン)という薬では、最高血中濃度が数倍になるとのデータもあり、うっかり食べてしまわないように十分注意しなくてはなりません
含まれるフラノクマリン類の量(影響の大きさ)も柑橘類によって違います
影響がないのは
デコポン、温州みかん、スウィートオレンジ、日向夏、レモン
影響が少ないのは
ポンカン、伊予柑、ゆず、すだち、かぼす、ネーブルオレンジ
影響が大きいのは
グレープフルーツ、スウィーティー、ブンタン、はっさく、ライム、甘夏みかんなど
ちなみにスウィートオレンジ、日向夏、レモンの果皮にはフラノクマリン類が含まれているので、マーマレードなどにして食べる場合は気をつけてくださいね
ではお薬とどれくらいの時間空ければよいかというと、その影響は4日間以上と言われています
毎日服用する必要がある高血圧の薬など飲まれている方は時間を空けても影響しますので、フラノクマリン類を含む柑橘類は控えるようにしてください
影響を受けやすい薬と、フラノクマリンの量が多い柑橘類との組み合わせが一番危険ですね
私の好きな八朔にもフラノクマリン類が含まれています
将来何かの治療が必要になる時までは心置きなく好物を楽しみたいと思います
薬剤師 あかつか
もうすぐ収穫できる八朔です
子供の頃から好きで、今の家に引っ越してから植えました
最初の数年はうまくできませんでしたが、最近は毎年たくさんの実をつけてくれます
最近は新しい柑橘類がたくさんあり、それぞれ美味しく食べやすいものが多いですね
八朔は果皮が硬く、指では剥けないので包丁を使う必要があります
内袋も食べられないので剥くのに手間がかかります
また独特の苦味があり、デコポンや伊予柑などの食べやすい物より人気は低いかもしれませんが、あの苦味が好きなんです
がんばって時間をかけて全て剥いたら…
ツヤツヤプリプリの実が出てきます
収穫後はしばらく冷暗所で追熟させると酸味が落ち着いてさらに食べやすくなるそうです
味わうにはまだしばらく日にちがかかりそうです
柑橘類で薬との飲み合わせでよく言われるのがグレープフルーツです
病院や薬局で薬をもらう時に、グレープフルーツなどの柑橘類を食べますか?と尋ねられたことはないですか
服用後吸収されて効果を発揮し、役目を終えた薬は、主に肝臓にある酵素のはたらきによって、排出されやすい性質へと変えられます
その代謝酵素のはたらきを弱めてしまい、体内のお薬の血中濃度を上げてしまうのが、柑橘類に含まれるフラノクマリン類という物質です
それを多く含む代表がグレープフルーツです
八朔にも入っています
影響を受ける薬は、てんかん、高血圧、高脂血症、アレルギー、ヘルペス、リウマチ、偏頭痛などの治療薬、抗がん剤などたくさんあります
たくさんの方が服用される高血圧の薬の中の、カルシウム拮抗剤と言われるグループの薬では、フラノクマリン類でどれくらい影響を受けるかのデータがあります
ノルバスク(成分名アムロジピン)やヘルベッサー(成分名ジルチアゼム)という薬ではほとんど影響を受けないか、受けてもわずかなので、少しくらいであれば柑橘類を食べても血圧の変動は小さそうです
逆にバイミカード(成分名ニソルジピン)やカルブロック(成分名アゼルニジピン)という薬では、最高血中濃度が数倍になるとのデータもあり、うっかり食べてしまわないように十分注意しなくてはなりません
含まれるフラノクマリン類の量(影響の大きさ)も柑橘類によって違います
影響がないのは
デコポン、温州みかん、スウィートオレンジ、日向夏、レモン
影響が少ないのは
ポンカン、伊予柑、ゆず、すだち、かぼす、ネーブルオレンジ
影響が大きいのは
グレープフルーツ、スウィーティー、ブンタン、はっさく、ライム、甘夏みかんなど
ちなみにスウィートオレンジ、日向夏、レモンの果皮にはフラノクマリン類が含まれているので、マーマレードなどにして食べる場合は気をつけてくださいね
ではお薬とどれくらいの時間空ければよいかというと、その影響は4日間以上と言われています
毎日服用する必要がある高血圧の薬など飲まれている方は時間を空けても影響しますので、フラノクマリン類を含む柑橘類は控えるようにしてください
影響を受けやすい薬と、フラノクマリンの量が多い柑橘類との組み合わせが一番危険ですね
私の好きな八朔にもフラノクマリン類が含まれています
将来何かの治療が必要になる時までは心置きなく好物を楽しみたいと思います
薬剤師 あかつか