くず餅 関西VS関東

春といえば、お花見です。
私はお花見が好きで、毎年桜を見に行きます。
近所の公園で、桜の花びらが散るのを見るのもいいですが、去年は憧れだった吉野山へ行ってきました。

ちょっと早かったので、山の一面がピンク色に染まっているわけではありませんでしたが、とてもきれいで、大満足でした:-D
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そして、吉野といえば、吉野葛(よしのくず)が有名で、葛切りや、くず餅、くず湯、くずうどん、くずそば、など、いろいろな葛をつかった食べ物も楽しめます。

ところで関西と関東ではくず餅は、材料も作り方も違う事はご存じでしたか?

私たちがよく見る、関西の、透明でつるりとしたくず餅は、マメ科の多年草の「クズ」からできる葛粉を原料として作られ、葛粉に水と砂糖を加えて火にかけながら良く練ると透明でつるんとした食感になり、これを食べやすい大きさに切って、黒蜜やきな粉でいただきます。

一方で、関東のくず餅は、小麦を乳酸菌で発行させた「小麦でんぷん」を使って蒸して作るそうです。
黒蜜やきな粉で食べるのは一緒ですが、白色で三角や四角にカットされています。
東京都のあたりはかつて下総国葛飾郡と呼ばれていたため、地名から葛餅としたそうです。

沖縄でも、また別の材料のくず餅があるそうですよ。

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これは加古川の和菓子店のくず餅です。
甘くてプルプルでした~:**:

葛は、薬にも使われています。
漢方薬では葛根(かっこん)という名前で、多くの漢方薬に配合されています。
風邪の時によく飲む、葛根湯は有名ですね。


つつじ薬局では、くず餅はありませんが、くず湯ならあります!
くず湯で体を温めて、元気に過ごしましょう!


薬剤師 たけだ

Posted : phstaff01 (2020年03月09日)

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