ソフト食
先日栄養士会の研修会に参加して、「ソフト食」について勉強してきました。
今回は勉強してきた内容を少しご紹介したいと思います
「ソフト食」って聞いたことありますか
ソフト食は高齢や麻痺などで、噛むことに障害があったり、
口を大きく開けれなかったりする方に対応した食形態のことです
硬さ、まとまりやすさ、飲み込みやすさに配慮され、見た目も
考えられた新しい介護食として、注目されています
噛むことが難しい方には今までは普通の食事をきざんで「きざみ食」
として対応してきましたが、きざみ食は見た目が良くなく
食欲をそそらない、何を食べているのか分からない、口の中でまとまりにくく、
むせたり誤嚥のリスクが高くなるということで、きざみ食に代わるものとして
考えだされました
今回は講演のほかに、グループごとの調理実習もあり、4品のソフト食を作りました
出来上がりはこんな感じ
どれもおいしそうに出来ました
どうでしょうか?
見た目は普通の食事とあまり変わりないと思いませんか?
こちらは「からあげ」
見た目は普通のから揚げとあまり変わりないのに、
食べると、本当に弱い力でも噛めるほどのやわらかさ
中身は鶏肉を歯茎でつぶせる軟らかさに加工した
ソフミートという調理素材を使っています。
味もしっかりついているので、とても美味しい
からあげになっていて驚きました
こちらは「肉じゃが」
これも食べやすいように、切り方に工夫がありました。
噛み潰しやすいということと、口が大きく開かなくても
食べやすいように、じゃが芋や人参は薄い短冊切りにしています。
味見用に、お肉は牛肉の薄切りと、ソフミート(牛肉)も入れて
作っています。じゃが芋の後ろにあるのが、ソフミートを形成して
薄切り肉のようにしたものです
こちらは「白和え」
和え衣をよりなめらかにするためにミキサーにかけています。
具のほうれん草をまとめやすくしています
こちらは「山芋のとろろ蒸し」
分かりにくいですが、中にえびのすり身で作ったえび団子が入ってます。
えびをつぶが無くなるまでフードプロセッサーですり潰し、
卵白や調味料と一緒に合わせて団子にしています。
それにとろろをかけて蒸して、さらにあんをかけているので、
舌触りもなめらかで、まとまりやすく飲み込みやすくなっていました
今回は実際に作って試食することで、どんな調理法や下処理法をすると
食べやすいのかを身を持って実感することができました
なにより、食は見た目も大事だという事を強く実感しました
今回学んだことも含めて、患者様のお役に立てるような情報やアドバイスが
提供できるよう、日々勉強していこうと思った一日になりました
栄養士 きぬがさ
今回は勉強してきた内容を少しご紹介したいと思います
「ソフト食」って聞いたことありますか
ソフト食は高齢や麻痺などで、噛むことに障害があったり、
口を大きく開けれなかったりする方に対応した食形態のことです
硬さ、まとまりやすさ、飲み込みやすさに配慮され、見た目も
考えられた新しい介護食として、注目されています
噛むことが難しい方には今までは普通の食事をきざんで「きざみ食」
として対応してきましたが、きざみ食は見た目が良くなく
食欲をそそらない、何を食べているのか分からない、口の中でまとまりにくく、
むせたり誤嚥のリスクが高くなるということで、きざみ食に代わるものとして
考えだされました
今回は講演のほかに、グループごとの調理実習もあり、4品のソフト食を作りました
出来上がりはこんな感じ
どれもおいしそうに出来ました
どうでしょうか?
見た目は普通の食事とあまり変わりないと思いませんか?
こちらは「からあげ」
見た目は普通のから揚げとあまり変わりないのに、
食べると、本当に弱い力でも噛めるほどのやわらかさ
中身は鶏肉を歯茎でつぶせる軟らかさに加工した
ソフミートという調理素材を使っています。
味もしっかりついているので、とても美味しい
からあげになっていて驚きました
こちらは「肉じゃが」
これも食べやすいように、切り方に工夫がありました。
噛み潰しやすいということと、口が大きく開かなくても
食べやすいように、じゃが芋や人参は薄い短冊切りにしています。
味見用に、お肉は牛肉の薄切りと、ソフミート(牛肉)も入れて
作っています。じゃが芋の後ろにあるのが、ソフミートを形成して
薄切り肉のようにしたものです
こちらは「白和え」
和え衣をよりなめらかにするためにミキサーにかけています。
具のほうれん草をまとめやすくしています
こちらは「山芋のとろろ蒸し」
分かりにくいですが、中にえびのすり身で作ったえび団子が入ってます。
えびをつぶが無くなるまでフードプロセッサーですり潰し、
卵白や調味料と一緒に合わせて団子にしています。
それにとろろをかけて蒸して、さらにあんをかけているので、
舌触りもなめらかで、まとまりやすく飲み込みやすくなっていました
今回は実際に作って試食することで、どんな調理法や下処理法をすると
食べやすいのかを身を持って実感することができました
なにより、食は見た目も大事だという事を強く実感しました
今回学んだことも含めて、患者様のお役に立てるような情報やアドバイスが
提供できるよう、日々勉強していこうと思った一日になりました
栄養士 きぬがさ